2026年最新情報をもとに、NISAで損が出たときの仕組みと対処法をわかりやすく解説します。
NISAって始めてみたいけど、損したらどうなるの?せっかく貯めたお金が減るのが怖くて一歩が踏み出せない…
給料日になると「今月こそ貯金しよう」と思うのに、気づけば残高がほとんど変わっていない。スマホで調べてみると「NISA」という言葉が目に入るけど、損したらどうなるんだろうと不安になって結局タブを閉じてしまう——そんな経験はありませんか?
この記事では、NISAで元本割れが起きたときに実際に何が起こるのか、そしてどう対処すればいいのかを、難しい言葉を使わずに説明します。
- NISAで損(元本割れ)が起きる仕組みとは何か
- 損が出たときに具体的にどうなるのか(税金・非課税枠への影響)
- 元本割れしたときの3つの対処法と選び方
NISA 損したらどうなる?元本割れとは?基本をわかりやすく
元本割れとは、投資に使ったお金(元本)よりも現在の価値が下がってしまっている状態のことです。たとえば10万円で買った投資信託が8万円になっていたら、2万円の元本割れです。
NISAはあくまでも「利益が出たときの税金をゼロにする制度」です。損失そのものをなくしてくれる魔法ではありません。株式や投資信託は価格が上下するため、購入したタイミングによっては一時的に値下がりすることがあります。
具体的なイメージとして、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)という投資信託を例に考えてみましょう。世界中の株に分散投資できる人気商品ですが、世界的な景気後退局面では一時的に価格が10〜20%下がることもあります。
- 利益・配当に税金がかからない
- 少額から始められる
- いつでも売却・引き出しが可能
- 非課税期間が無期限(新NISA)
- 元本が保証されない
- 損失が出ても補填されない
- 損益通算・繰越控除ができない
- 非課税枠は一度使うと年間上限あり
投資にはリスクがあります。価格の変動によって投資した元本を下回る可能性があることを必ず理解した上で始めるようにしましょう。
具体的な数字で理解するNISAの元本割れ
「なんとなく怖い」という感覚を具体的な数字に変えてみましょう。損がどのくらいの規模で起きるのか、そして通常の課税口座と比べてNISAがどう違うのかを整理します。
次の比較表を見てください。同じ10万円の損失が出た場合でも、NISAと通常の課税口座では損益通算の扱いが異なります(金融庁の制度説明に基づく)。
| 比較項目 | NISA口座 | 通常の課税口座 |
|---|---|---|
| 利益への課税 | 非課税(0円) | 約20.315%の税金 |
| 損失が出た場合 | 損益通算できない | 他の利益と損益通算可能 |
| 繰越控除 | 利用不可 | 最大3年間繰越可能 |
| 元本保証 | なし | なし |
| 非課税枠の復活 | 売却翌年に復活 | 制度なし |
ただし、新NISAでは売却した非課税枠が翌年に復活するという仕組みがあります(金融庁「NISAの概要」参照)。損失を確定して売却しても、翌年には再びその枠を使って投資できるのは大きなメリットです。
元本割れしたときの実際の対処ステップ
実際にNISAで含み損(まだ売っていない状態の損失)が出たとき、どう行動すればいいのでしょうか。3つのステップで考えてみましょう。
今の損失は「まだ売っていないだけ」の含み損です。売却しない限り損失は確定しません。まずはパニックにならず「まだ終わっていない」と落ち着くことが大切です。
「老後のために20〜30年運用する」という目的なら、一時的な値下がりは過去のデータ上でも何度もあった出来事です。目的が変わっていないなら、焦って売却しないほうがよい場合がほとんどです。
近いうちにどうしても現金が必要になったときは、損失を確定させて売却することも一つの判断です。NISAはいつでも売却・引き出しができます。「損を抱えたまま放置するより今使いたい」という場合は無理に保有し続ける必要はありません。
NISAを始めるには証券口座の開設が必要です。スマホだけで手続きを完結させたい場合、口座開設から積立設定までアプリで完結できる証券会社を選ぶのがポイントです。
そこでおすすめなのが、使いやすいアプリと豊富な商品ラインナップで初心者にも評判の松井証券です。
\ 手数料0円で、今日から始められる /
口座開設は無料で、最短で翌営業日から取引を始められます。「まず口座だけ開いておく」だけでも大きな一歩になります。
NISAの元本割れに関する注意点とリスク
NISAは非常に便利な制度ですが、知っておくべき落とし穴もあります。実際に多くの初心者が「知らなかった」と感じるポイントを整理しました。
たとえば、同僚に「NISA始めたの?」と聞かれて「一応口座は作ったけど、何買えばいいかわからなくてそのまま放置してる」という経験はよくあります。口座を開いただけで積立設定をしていないケースは多く、その間は当然お金は増えません。「始めた気になっていた」という失敗を防ぐために、口座開設後の設定まで確認しましょう。
また、短期間で利益を出そうとする行動は元本割れのリスクを高めます。NISAは長期・積立・分散投資との相性がよい制度です。毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」を活用すると、高い時も安い時も一定量ずつ買うことになり、平均購入コストを抑えやすくなります。
まとめ:NISAで損が出ても焦らないために
NISAで元本割れが起きること自体は珍しくありません。大切なのは「なぜ損が出るのか」「損が出たときに何ができるのか」を事前に理解しておくことです。
\ 手数料0円で、今日から始められる /
- NISAは利益を非課税にする制度であり、損失をゼロにするものではない
- 損が出てもNISAの非課税枠は売却翌年に復活する(新NISA)
- 含み損が出たときは「目的と期間を再確認」してから売却か継続かを判断する
投資はリスクを理解した上で、自分のペースで続けることが大切です。「完璧に理解してから始める」を待っていると、いつまでも始められません。まず口座を開設し、月1,000円から積立を始めるだけでも大きな一歩です。
よくある質問
Q. NISAで損したらお金は全部なくなるの?
投資信託や株式はゼロになることも理論上はありますが、世界中の株に分散投資するインデックスファンド(例:eMAXIS Slim 全世界株式)では、特定の1社が倒産してもほかの銘柄でカバーされるため、「全額ゼロ」になるリスクは非常に低いとされています。ただし元本が減るリスクは常にあります。投資額は生活費と切り離した余裕資金で行うことが基本です。
Q. NISA口座とiDeCo口座、どちらを先に始めるべきですか?
会社員の場合、まずNISAから始めることをおすすめします。NISAはいつでも引き出せる自由度があるため、万一まとまったお金が必要になっても対応できます。一方iDeCoは原則60歳まで引き出せないため、生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)とNISAが軌道に乗ってから検討するのが現実的です。企業型DC(会社の確定拠出年金)がある場合はiDeCoの掛金上限が月2万円以下になることもあるため、まず会社の総務・人事に「企業型DCやDBに加入しているか」を確認しましょう。
Q. NISAで損が出たとき、確定申告は必要ですか?
NISAで損が出た場合、確定申告は基本的に不要です。ただし、NISA口座の損失を課税口座の利益と損益通算することはできません(金融庁の制度説明より)。課税口座で損失が出た場合は「損失の繰越控除」のために確定申告が必要になるケースがありますが、NISA口座だけであれば申告の必要はありません。不安な場合は税務署や税理士に確認するのが確実です。
次に読むべき記事
NISAの損失についての基本が理解できたら、次は「どの口座で始めるべきか」「NISAとiDeCoどちらが自分に合っているか」も一緒に確認しておくと、より安心してスタートできます。以下の関連記事もあわせてご覧ください。
- 【初心者向け】NISAの口座開設はどこがおすすめ?証券会社を徹底比較
- NISAとiDeCoの違いを図解でわかりやすく解説|どちらを先に始めるべき?
- 積立NISAの始め方ステップガイド|スマホだけで口座開設から積立設定まで
- 新NISA始め方ガイド2026|口座開設・銘柄選びの基本と注意点
- NISA口座開設の手順と始め方【2026年版】
- 松井証券NISAの手数料と特徴を他社と比較の選び方|徹底比較
- NISAとiDeCoの違いをわかりやすく解説【2026年版】
- 株と投資信託の違いを比較|新NISAで始める資産運用入門|口座開設から始める方法
この記事について
最終更新日:2026年6月29日
本記事は、金融庁・日本取引所グループ等の公的機関が公表する情報をもとに、編集部が調査・作成しています。掲載内容は更新日時点のものであり、最新情報は各金融機関の公式サイトをご確認ください。
️ 免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービスの購入を推奨するものではありません。掲載内容に基づく判断はご自身の責任で行ってください。




コメント