【2026年最新情報をもとに更新済み】この記事では、投資信託の手数料の種類・影響・確認手順をわかりやすく解説します。
「NISAってやったほうがいいのかな……でも何を選べばいいかわからない」と感じている方は多いはずです。
たとえば、こんな経験はありませんか? 職場の同僚が「先月からNISAで積み立て始めたよ」と話しているのを聞いて、「自分もやらなきゃ……でも何がいいの?」とスマホで調べたものの、横文字だらけで画面を閉じてしまった——。そんな方にこそ、この記事を読んでほしいと思います。
投資信託を選ぶとき、「どんなファンドがいい?」「過去の運用成績は?」と気になりますよね。でも実は、それと同じくらい大切なのが「手数料」です。
手数料の差は、長期間にわたって積み立てるほど、最終的な受取額に大きく影響します。月1〜3万円の積み立てでも、手数料の高低によって20年後に100万円以上の差が生まれることがあります。
この記事では以下の3つを中心にわかりやすく解説します。
- 投資信託の手数料の種類と基本的な仕組み
- 手数料の違いが運用成果に与える具体的な影響
- 手数料を正しく比較するための実践的な手順
※投資信託は価格が変動する金融商品であり、元本が保証されるものではありません。運用によって損失が生じる可能性があります。
① 投資信託の手数料とは?種類と仕組みをやさしく解説
投資信託にかかる手数料は、大きく3種類に分かれています。「どこで引かれるか」で整理すると覚えやすいです。
【購入時】購入時手数料(販売手数料)
ファンドを買うときに販売会社(銀行・証券会社)へ支払う手数料。0〜最大3.3%程度(税込)と幅があります。ネット証券ではほとんどのファンドが「ノーロード(0円)」です。
【保有中】信託報酬(運用管理費用)
ファンドを持っている間、毎日自動的に差し引かれる費用。年率で表示されます。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のような人気インデックスファンドでは年率0.05775%程度(2026年時点・三菱UFJアセットマネジメント公式サイトより)と非常に低く設定されています。
【売却時】信託財産留保額
解約するときに差し引かれる費用。0円のファンドも多いです。設定があるファンドでも0.1〜0.3%程度が一般的です。
この3つの中で、長期投資において最も影響が大きいのが「信託報酬」です。
なぜなら、信託報酬は保有している間ずっと毎日かかり続けるからです。「たった0.1%の差でしょ?」と思うかもしれませんが、20年・30年と積み重なると、受取額に数十万〜100万円以上の差が生まれることがあります。
💡 ポイント
手数料は「運用成績から自動的に引かれるコスト」です。同じ市場の動きに連動していても、手数料が高いファンドほど手元に残る利益が少なくなります。まず「信託報酬」の数字に注目する習慣をつけましょう。
金融庁の「資産運用業高度化プログレスレポート2024」では、コストの低いファンドが長期的なパフォーマンスで有利になりやすいことが示されています(金融庁公式サイト参照)。
また、同じ「インデックスファンド」でも、銀行窓口で購入するものとネット証券で購入するものとでは手数料に差があるケースがあります。「どこで買うか」も重要なポイントです。
② 手数料の差で将来の受取額はどう変わる?具体的な数字で比較
「1%くらいの違いでそんなに差が出るの?」と疑問に感じる方は多いです。実際の数字で確認してみましょう。
以下は、毎月3万円を積み立て、年間の運用利回りが同じ5%だった場合の20年後の試算です。信託報酬の差のみで比較しています(購入時手数料・税金は考慮外)。
| 比較項目 | 低コストファンド (信託報酬 年率0.1%) |
高コストファンド (信託報酬 年率1.5%) |
|---|---|---|
| 実質運用収益率(年) | 約4.9% | 約3.5% |
| 20年後の積立総額(試算) | 約1,230万円 | 約1,060万円 |
| 差額(概算) | 約170万円の差 | |
| 購入時手数料 | 0円(ノーロード) | 最大3.3%程度 |
| 代表的なファンド例 | eMAXIS Slim・ SBI・Vシリーズ等 |
一部アクティブファンド等 |
※上記は説明のための試算例であり、実際の運用成績を保証するものではありません。市場環境によってリターンは大きく変動します。元本割れの可能性もあります。
金融庁の「つみたてNISA対象商品の状況(2024年公表)」によると、つみたてNISA対象商品の信託報酬は、国内株式型で0.5%以下、海外株式型では0.2%以下を基準としており、低コスト商品が積極的に推奨されています(出典:金融庁公式サイト)。
📊 2026年時点の信託報酬の目安
- インデックスファンド:年率0.05〜0.5%程度
- アクティブファンド:年率0.5〜2.0%程度
- 購入時手数料(ノーロード):0円(主要ネット証券で普及)
※ファンドによって異なります。必ず目論見書で確認してください。
「インデックスファンド」というのは、日経平均株価やS&P500(アメリカの代表的な株価指数)など、市場全体の動きに連動することを目指すファンドです。「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(三菱UFJアセットマネジメント)や「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(SBIアセットマネジメント)などが広く知られており、信託報酬が低いのが特徴です。
③ 手数料をスマホで確認する実践的な手順
「手数料を比べたいけど、どこを見ればいいの?」という方のために、スマホだけで完結できる確認手順をまとめました。
STEP 1:目論見書(もくろみしょ)を確認する
投資信託には必ず「目論見書」という説明書があります。証券会社のアプリやウェブサイトで、気になるファンドのページを開くと「目論見書を見る」というリンクがあります。そこに信託報酬や購入時手数料が明記されています。
STEP 2:「信託報酬(年率)」の数字を探す
目論見書の「費用」「手数料等」のページに「信託報酬(運用管理費用)」という項目があります。年率○○%と書かれた数字を確認しましょう。0.2%以下なら低コスト、1%を超えるなら高コストと判断する目安になります。
STEP 3:比較サイトを活用する
「モーニングスター」や各証券会社の「ファンド検索」機能では、信託報酬や過去の運用実績を一覧で比較できます。楽天証券やSBI証券のアプリでは「低コスト順」「人気順」で並べ替えも可能です。
STEP 4:「実質コスト」も忘れずチェック
信託報酬のほかに「その他費用」として売買委託手数料・保管費用などが加わる場合があります。これを合算した「実質コスト」が実際に負担する総コストです。目論見書に記載されているほか、各ファンドの「運用報告書」でも確認できます。
ここで、口座開設を検討中の方に向けてひとこと。口座を開設したあとにどのファンドを買うか悩むことが多いのですが、実は口座開設の手続き中の数日間を活用して事前に知識を整えておくと、スムーズに始められます。
投資の基礎をしっかり学びたい方には、書籍で体系的に学ぶ方法がおすすめです。スキマ時間に読めるものが多く、手数料の考え方や商品選びの基準も丁寧に解説されています。
口座開設の手続き中に進めたい「事前の知識武装」
口座が開設されるまでの数日間を活用し、投資の名著から体系的な基礎を学んでおくことをおすすめします。手数料の見方・ファンドの選び方など、最初に読んでおくと判断がスムーズになります。
読んでおくことで、口座開設後すぐに「どのファンドを選ぶか」の判断が自分でできるようになります。
④ 手数料を見るときの注意点とリスクの考え方
手数料が低いファンドが必ずしも「最良の選択」とは限りません。いくつかの注意点を確認しておきましょう。
⚠️ 注意点①:低コストでも元本割れのリスクはある
投資信託は価格が変動する金融商品です。手数料がゼロでも、株式市場が下落すれば資産の価値は下がります。「手数料が安い=安全」ではありません。必ず「値下がりしても一定期間続けられる金額」で積み立てることが大切です。
⚠️ 注意点②:信託報酬だけで判断しない
信託報酬が低くても、ファンドの運用方針・投資対象・分配金の方針などが自分の目標に合っているかも確認が必要です。「よくわからないまま手数料だけで選ぶ」のも避けましょう。
⚠️ 注意点③:毎月分配型は手数料以外のコストも大きい
「毎月お金が受け取れる」という毎月分配型ファンドは、信託報酬が高めな場合が多く、分配金が再投資されないため複利効果が薄れます。長期積み立てを目的とする場合は、一般的に「再投資型(分配金なし)」のほうが効率的とされています。
💡 アクティブファンドを選ぶ場合の考え方
アクティブファンドは、専門家が銘柄を選んで運用するため信託報酬が高めです。高いコストを上回る成果(インデックスを超えるリターン)を継続的に出
📋 この記事について
最終更新日:2026年6月19日
本記事は、金融庁・日本取引所グループ等の公的機関が公表する情報をもとに、編集部が調査・作成しています。掲載内容は更新日時点のものであり、最新情報は各金融機関の公式サイトをご確認ください。
⚠️ 免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れ等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。



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