老後資金はいくら必要?2026年版・目安額の計算方法
2026年最新の情報をもとに、老後資金の目安と計算方法をわかりやすく解説します。
「老後にいくら必要か、正直よくわかっていない」という方は、実は多いのではないでしょうか。ネットを検索すれば「2,000万円」「3,000万円」と数字が飛び交い、何を信じればいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、公的なデータをもとに老後資金の目安を整理し、ご自身の状況に合わせた計算の考え方をご紹介します。情報があふれる中でも、信頼できる根拠のある数字を一緒に確認していきましょう。
子どもの学費もまだかかるし、老後のお金って結局いくら貯めればいいの?iDeCoやNISAも気になるけど、何から手をつければ…
この記事の結論
- 老後資金の目安は「公的年金で不足する月額×12ヵ月×老後年数」で計算できる
- 夫婦世帯の平均的な不足額は月5〜6万円程度とされ、20〜30年で1,400〜2,200万円規模になる可能性がある(総務省・金融審議会のデータより)
- NISAやiDeCoを活用した積立投資が、老後資金づくりの有力な選択肢のひとつ
この記事を読むとわかること:
- 老後資金の「目安額」の考え方と根拠となるデータ
- 自分のケースに当てはめた計算ステップ
- NISAやiDeCoで積み立てを始めるための具体的な手順
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最終更新:2026年7月1日
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情報提供目的の記事です
老後資金はいくら必要?2026年の基本的な考え方
「老後2,000万円問題」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。これは2019年に金融庁の金融審議会が公表した報告書に含まれていた試算が話題になったものです。
ただし、この2,000万円はあくまで「モデルケースの試算」にすぎません。実際に必要な金額は、生活水準・健康状態・住環境・家族構成によって大きく異なります。
老後資金の基本的な計算式:
「月の生活費 − 月の年金受給額」× 12ヵ月 × 老後の年数
この”不足額”の合計が、準備すべき老後資金の目安になります。
例えば、月の生活費が25万円で年金が20万円なら、毎月5万円の不足。これが25年続けば、5万円×12ヵ月×25年=1,500万円が目安額となります。
ここで注意したいのは「年金の受給額は人によって異なる」という点です。厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」によると、厚生年金(老齢厚生年金+老齢基礎年金)の平均受給額は月約14.5万円(男性)・約10.6万円(女性)とされています。夫婦合計では20〜25万円前後が目安になるケースが多いようです。
- 自分の年金見込み額(ねんきんネットで確認可)
- 老後の月々の生活費の想定
- 退職金の有無と目安額
- 医療・介護費用(予備費)
- インフレによる物価上昇
- 配偶者の年齢差・年金額の違い
具体的な数字で理解する|ケース別の目安額
では実際に、どのくらいの金額を準備する必要があるのでしょうか。総務省「家計調査年報(2023年)」の65歳以上・無職世帯の平均支出データをもとに、いくつかのパターンで確認してみましょう。
月平均消費支出
(総務省・家計調査2023年)
年金との不足額の目安
(金融審議会試算より)
20〜30年の合計目安
| ケース | 月不足額の目安 | 20年分 | 30年分 |
|---|---|---|---|
| 夫婦・質素な生活(月22万円) | 約2万円 | 約480万円 | 約720万円 |
| 夫婦・平均的な生活(月26万円) | 約5〜6万円 | 約1,440万円 | 約2,160万円 |
| 夫婦・ゆとりある生活(月30万円) | 約8〜10万円 | 約2,400万円 | 約3,600万円 |
| 単身・平均的な生活(月16万円) | 約4〜5万円 | 約960〜1,200万円 | 約1,440〜1,800万円 |
※年金額は夫婦合計で約20〜21万円として試算。実際の受給額はねんきんネット(日本年金機構)でご確認ください。数値はあくまで目安です。
年金見込額を確認
計算する
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「うちはどのくらいかな」と気になった方は、まず日本年金機構の「ねんきんネット」にアクセスして、ご自身の年金の見込み額を確認することをおすすめします。マイナンバーカードがあれば5分程度で確認できます。
老後資金の準備を始める実際のステップ
「目安はわかった。でも何から始めればいいの?」という方のために、40代からでも遅くない老後資金づくりのステップを整理しました。
老後資金の計算の起点は「年金でいくら受け取れるか」です。日本年金機構のねんきんネット(https://www.nenkin.go.jp)にマイナンバーカードでログインすると、現時点での見込み受給額が確認できます。
退職金がある会社員の場合、これが老後資金の大きな柱になります。金額の目安や受取方法(一時金か年金か)を総務・人事部門で確認しておきましょう。受取方法によって税金の扱いが変わります。
2024年から始まった新しいNISAは、年間最大360万円(成長投資枠+つみたて投資枠)まで非課税で投資できます。40代からでも20年近い積立期間が取れるため、老後資金づくりに有効な手段のひとつです。まずは毎月1万〜3万円の積立から始める方が多いです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛け金が全額所得控除になるため節税効果が高いのが特徴です。会社員の上限額は月1.2万〜2.3万円(企業年金の有無で変わります)。「企業型DC」「DB(確定給付年金)」という言葉が出てきたら、上限が変わるため会社の総務・人事に確認してください。
【具体例】会社員・45歳・企業年金なしの場合のiDeCo上限
→ 月2.3万円(年間27.6万円)が上限。年収500万円なら所得税・住民税合わせて年間約5万5千円前後の節税効果になる可能性があります(税率・控除状況によって異なります)。
NISAやiDeCoを活用した積立投資を始めるには、まず証券口座の開設が必要です。手数料が低く、投資信託の品揃えが豊富な証券会社を選ぶのがポイントです。
そこでおすすめなのが、手数料の安さと使いやすさで評価の高いネット証券です。NISAもiDeCoもまとめて管理でき、初心者にも対応したサポートが充実しているため、老後資金づくりのスタートに向いています。
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口座開設後は、まずつみたて投資枠でインデックスファンド(例:eMAXIS Slim 全世界株式や、S&P500に連動する商品など)を少額から積立設定するだけでOKです。難しく考えすぎず、まず「始める」ことが大切です。
注意点とリスク|老後資金計画で見落としやすいこと
「会社の同僚に『iDeCoもう始めてる?』と聞かれたけど、自分には企業年金があるのか、そもそもいくらまで入れるのかもわからない……」。こんな状況で先延ばしにしている方、多いのではないでしょうか。
老後資金の準備を進めるうえで、見落とされがちなリスクや注意点を整理します。
老後資金計画は「どれか一つ完璧にやる」よりも、年金・退職金・NISA・iDeCo・預貯金をバランスよく組み合わせることが現実的な方法です。一度にすべてを完璧にしようとせず、まず一歩から始めることが大切です。
まとめ|老後資金準備は今日から始められる
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- 老後資金の目安は「月不足額×12ヵ月×老後年数」で計算。平均的な夫婦世帯では1,400〜2,200万円程度になるケースが多い(生活費・年金額によって異なります)
- まずは「ねんきんネット」で自分の年金見込み額を確認し、退職金の有無も会社に確認することが第一歩
- NISAの非課税積立とiDeCoの節税効果を組み合わせることが、40代からの老後資金づくりの有力な方法のひとつ
「老後のことは、もう少し落ち着いてから考えよう」と思いながら先延ばしにしてしまう気持ち、よくわかります。でも、早く始めるほど積立期間が長くなり、複利の効果も大きくなります。
完璧な計画を立てるより、まず「ねんきんネットを確認する」「証券口座を開く」という小さな一歩を踏み出すことが、老後の安心につながります。
よくある質問
Q. 老後資金は2,000万円必ず必要ですか?
2,000万円という数字はあくまで金融審議会が示したモデルケースの試算です。実際に必要な金額は、ご自身の生活費・年金受給額・退職金の有無・老後の生活スタイルによって大きく変わります。まずはねんきんネットで年金見込み額を確認し、「月の生活費−月の年金額」の不足分を計算することで、ご自身に合った目安額が見えてきます。
Q. NISAとiDeCoはどちらを優先すべきですか?
会社員の方の場合、一般的にはまずiDeCoで節税メリットを活かしながら積立てし、その後余裕資金をNISAに回す方法が多く取られています。ただし、iDeCoは60歳まで引き出せないため、近い将来に使う可能性があるお金(子どもの学費・住宅ローン繰り上げ分など)はNISAで運用する方が柔軟です。企業年金(DB・企業型DC)がある方はiDeCoの上限額が変わるため、まず会社の総務・人事に「企業年金の種類」を確認してから掛け金を決めましょう。
Q. 45歳から始めても老後資金づくりは間に合いますか?
45歳から65歳までは20年の積立期間があります。仮に毎月3万円をNISA口座で積立てた場合、元本だけで720万円。長期・分散投資で運用益が加われば、それ以上になる可能性もあります(ただし運用成績によって異なり、元本割れのリスクもあります)。遅いスタートでも「始めないより始めた方がいい」のは確かです。退職金や年金も含めたトータルの出口設計を意識しながら進めることをおすすめします。
次に読むべき記事
老後資金の準備を一歩進めたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
- 【iDeCo おすすめ証券会社 2026】手数料・商品数を徹底比較 →老後資金の節税積立を始めるなら、まず証券会社選びから
- 【楽天証券 積立NISA 設定方法】初心者でもできる手順を画像つきで解説 →NISA口座を開いたら最初にやること
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- 株式投資の始め方基礎知識と口座開設手順を解説
- インデックス投資の始め方|少額から積み立てる基本手順
この記事について
最終更新日:2026年7月2日
執筆・監修:moose-stock.jp運営者(運営者情報はこちら)
この記事は、運営者自身が金融庁・日本取引所グループなどの公的機関の情報を一つひとつ調べながら、初心者目線でわかりやすくまとめたものです。専門家としてではなく、同じように手探りで学んでいる立場から、要点をかみ砕いてお伝えしています。掲載内容は更新日時点のものであり、最新情報は各機関・各金融機関の公式サイトをご確認ください。
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